護摩壇山 — 紀伊山地の霊峰から見下ろす紀伊半島の星海
概要
護摩壇山は和歌山県田辺市にある標高1372mの山です。高野山と龍神温泉を結ぶ高野龍神スカイライン沿いにあり、紀伊山地の奥深くに位置するこの山の頂上付近は、近畿地方でも有数の暗い空を持つ天体観測スポットです。
観測環境
護摩壇山の周辺は紀伊半島の深い山々に囲まれており、最も近い大都市である和歌山市からも直線距離で50km以上離れています。ボートルスケールでクラス1に相当する暗さがあり、天の川の複雑な構造や暗黒星雲が肉眼で確認できます。
標高1372mの高さと紀伊山地の清浄な大気が相まって、星の色の違いまで鮮明に見分けられる環境です。特に秋の高気圧に覆われた夜は、絶好の観測日和となります。
おすすめの観測ポイント
ごまさんスカイタワーの駐車場が最もアクセスしやすい観測ポイントです。舗装された広い駐車場とトイレが完備されています。スカイタワー自体は夜間は閉館していますが、周辺の駐車場は利用可能です。
高野龍神スカイライン沿いにはいくつかのパーキングエリアがあり、それぞれ異なる方角の空が開けています。
アクセス
高野龍神スカイラインは無料で通行できます。阪和自動車道の有田ICから高野山を経由して約1時間20分、南紀田辺ICから龍神温泉経由で約1時間半です。冬季はチェーン規制がかかることがあるため、スタッドレスタイヤまたはチェーンの準備が必要です。
観測のコツ
山岳地帯のため天候の急変に注意が必要です。霧が発生しやすい地域でもあるため、天気予報を入念にチェックしてから出発してください。夜間のスカイラインは対向車がほとんどありませんが、シカやイノシシの飛び出しに要注意です。低速での走行を心がけてください。
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